環境ホルモン濫訴事件

【横浜地判平成19年3月30日】

「環境ホルモン濫訴事件」と呼ばれる事件をご紹介します。
京大教授が原告となり、元東大教授が被告となった事件です。

平成16年12月に環境省主催のシンポジウムが開かれました。
そのシンポジウムで、京大のX教授は、座長兼パネリストとして参加していました。
これを見たY教授は、自分のホームページに次のような記事を掲載しました。
※Y教授の前職は東大教授で、掲載当時は横浜国立大学の教授でした。

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児童虐待を指摘する書込

【さいたま地裁平成18年1月20日】

児童福祉施設A会の副施設長甲野氏は、ネット掲示板で次のような誹謗中傷を受けていました。
※原告の本名は「甲野」で、掲示板上では「甲野」や「K野」と書かれていました。

そのような状況で被告は、次の書込をしました。

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周辺住民がマンション業者を批判した事件

【横浜地裁平成15年9月24日】

この事件は、マンション建設業者と周辺住民との対立が発端となっています。

マンション建設に反対する周辺住民が、インターネット掲示板に、次のような書き込みをしました。

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従業員による会社の誹謗中傷 その2

【東京地裁平成15年7月8日】

この事件でも、元従業員が、「ヤフーファイナンス」の掲示板に、会社やその経営陣を誹謗中傷する書き込みをしてしまいました。書込の内容は、次のようなものでした。

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従業員による会社の誹謗中傷 その1

【東京地判平成14年9月2日】

解雇された会社の元従業員が、会社やその代表者の悪口を「2ちゃんねる」に書き込んでしまったという事件。

元従業員は、「不当解雇」というスレッドを「2ちゃんねる」に立て、そのスレッドで、その会社について、次のような書込をしてしまいました。

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ネット掲示板での誹謗中傷対策

インターネット掲示板で誹謗中傷された場合、次の3つの対策が考えられます。

【1】 記事や書込の削除を求める
【2】 名誉毀損を理由として損害の賠償を求める
【3】 ホームページ上等での謝罪広告の掲載を求める

このうち、【2】つまり「具体的にいくらの損害賠償が認められるか」が、問題となる場合が多いと思います。札束

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