錯視

チェッカーシャドー錯視という、錯視図形を御存知でしょうか。

有名な錯視図形で、AとBのマスの色が同じという、一見信じがたいものです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Grey_square_optical_illusion.PNG

このような錯視が起きる原因は、

人間の目が、照明色を差引いて物の色を認識することができる仕組を備えているためだそうです。

 

ただ、このように分かり易い図柄で確認してみると、たしかに同じ色だと分かりますが、

じっさい検証するまでは、いやいやちがうでしょ、と

とても信じられません。

そう思うと、日常生活では、検証しようとも思わないまま、

無意識に錯覚に陥っていることがたくさんあるのだということを、

肝に銘じておく必要があるでしょう。

 

 

たとえば、話はかなり変わりますが、

「2人が言ってれば、だいたい正しい」

という錯覚があります。

これはどういうことかというと、2人の証言が一致すれば、信用できるという錯覚です。

この錯覚を利用して人を騙そうと思えば、簡単にできそうです。

それから、

「不利なことを敢えて述べる証言は信用できる」、

「専門家が言ってることは信用できる」、

という錯覚もあります。

 

まあ、ただ、これらは経験則に基づくものですから、たいていはその通りで、

この経験則が通用しない方が、かえって話が通じなくて、やっかいですが、

錯覚する要素がないかどうかという検証は、必要なのだということを忘れてはいけません。

 

 


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隼綜合法律事務所の所長を務めております、重長です。 どのような事件でも、早期に事実関係や問題点を把握し、正確な見通しと解決策を立てることを大切にしています。 予防策を講じ、紛争を未然に防ぐことが何より重要であると日々実感しています。どんなことでもお気軽にご相談下さい。

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